マンション価格は新築も中古も上昇中

マンションの取引と価格が、今非常にホットな状況となっています。
首都圏の分譲マンションを例にとりますと、2013年通年で、新規供給戸数・総販売戸数とも、前年比22-24%増加しました。価格については、いくつかの機関による別種のデータがありますが、総じて平均価格、平均単価とも前年比で上昇しています。ある調査では東京23区の分譲マンション平均価格は10%上昇、分譲単価も8%上昇したとの結果が示されています。また、賃料も上昇傾向にあるようです。

一方で建築費も、集合住宅(SRC)で前年比6.7%上昇しています。資材の高騰、人手不足による人件費高騰は今後も続く見込みである上に、現場感覚としては、上記統計データ以上の値上がりが実感されているようです。

これらより今後予想されることは、新築マンションのより一層の価格上昇、総額を押さえるための面積削減、付属設備のレベル引き下げなどでしょう。また新築マンションの価格が上がりその内容が上記のようになることに伴い、相対的に築浅中古マンションの人気は飛躍的に上昇することが予想されます。また、ないとは思いたいですが、手抜き工事ないしは拙速な工事進行による工事品質の低下も全くないとは言えないかもしれません。

自宅用、投資用、新築、中古を問わず、購入の際には、よくよくマーケット動向と物件の実力・人気を吟味することが、ますます重要になってきている時期と言えましょう。

 

 

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