東京都知事選の結果で株価はこうなる?

東京都知事選挙の立候補者が出揃いつつあります。まだ各候補者の政策・公約がきっちり出ている訳ではありませんが、あえてこの段階で、選挙結果(あるいは見込み)と株価への影響を、独断と偏見で大胆に書いてみます。ただし、このコメントは、候補者の政策の妥当性を判断するものではなく、また私の政治的信条に基づくものでもないことを予めお断りしておきます。単純に、株式マーケットがどう振れるかについてのシンプルかつ大胆な予想です。

○細川護煕氏
原発ゼロがメインの主張の一つ、経済・産業活動を制約する恐れ、政治の停滞懸念
=下落

○田母神俊雄氏
対外強行姿勢から、隣国韓国・中国等を刺激、経済への影響が懸念
=下落

○宇都宮健児
行政力や企業向け経済施策の優先度の低さが懸念
=下落

○舛添要一氏
現状延長線上の施策により各方面への悪影響が少ないと思われる可能性が高い
=横ばい

ここまで結果の全体のバランスを考えずに書いてきてしまいましたが、要するに、株価は下がるか横ばいで、都知事選はあまり良い影響がないのかなあ、という結論になりました。残念です(笑)。

ちなみに、ここでいう株価の下落・横ばいなどはどこを起点とするかというのは結構難しい問題です。必ずしも選挙結果が出てからというわけではなく、株式市場によくある「折り込み済み」がいつなされるかという時点の問題、そして、「折り込み済み」となった要因が逆方向に振れる場合の「予想とのギャップ」という要素を考えなければなりません。
恐らく、報道などで都民が支持している候補が明らかになってくる前後で株価が動き、選挙翌日の2/10にはギャップに基づき株価が動くというイメージになると思います。
昨日の株価の下落が、細川さんが立候補表明したことも要因という記事がある新聞にありましたが、この時点では株価を大きく動かすほどのインパクトはなかったと思います。特定の株式トレーダーが一言言ったのかもしれませんが、やや勇み足の記事のような気がします。昨日の株価の大幅下落は、円高と前週末のNYダウの下落を受けてということにつきるのではないかと思います。

いずれにしても、もう少し斬新な候補者が出てきてくれないかな、というのが都民としての偽らざる感想でした。

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