投資の格言、再び

以前、このブログで「投資の格言」をご紹介しましたが、今日は、今のマーケット状況に関わりがありそうなものを取り上げてみます。これらの格言は、株だけでなく、不動産その他の投資にも成り立つものと考えます。(大和証券/投資の格言から適宜加筆・修正して編集しております。ただし、誤りがあれば、筆者の間違いです。)

◯天井も底値も大衆がつける
一般に、個人消費は、機械受注、半導体在庫等の景気の先行指標に対し遅れて表れるので、個人消費が絶好調なら景気の天井が近く、個人消費不振なら景気のボトムが近いとみることができます。株式相場等でも、個人投資家がこぞって買うような相場はピークになることが多く、反対に下げ相場で処分を我慢していた個人がたまらず投げ売りしたところが底となるというようなケースはよくあります。景気も相場も大衆の動きは遅行指標という格言です。

◯保合い(もちあい)相場の対応で天国にも地獄にもなる
相場の中でなにが一番難しいかといえば保合い相場でしょう。相場では売り方と買い方が大事なお金をかけて戦っているわけですが、両者の力が均衡したところが保合いです。「保合いにはつけ」、「保合いは大相場の前兆」といった強気の格言もありますが、「保合いは下げの前兆」や、「保合いは売っておけ」といったものもあり、完全に分かれています。天がどちらに味方するか、保合いは運命的なものが含まれているのではないでしょうか。大きく上げた後の局面での保合いか、下げた後の保合いかによっても変わってきます。
足元の円相場などは、恐ろしいくらい動いていませんし、VIX指数(恐怖指数)などは、非常に低いレベルで推移しています。これからどちらに動くのでしょうか?

◯国策には逆らうな
国家があってこそ、企業も家庭生活も成り立つのだから、正しいとか正しくないではなく、国のその時の政策には逆らうことはできない、むしろ政策に関連した銘柄は、前向きに評価して買ったほうがいいという教えです。国策には国自体の進路を決めるような大きなものから各種産業政策などいろいろですが、昨今では、GPIFの資産配分比率の変更、その他、アベノミクスの成長戦略などがあげられます。

◯インフレでは買い方、デフレでは売り方が相場をつくる
「物の値段が上がるインフレの時は、企業の収益も伸びるので好材料を探すほうが効率はよく、カラ売りで入るより買いから入るのがいい。反対に物の値段が下がるデフレの時はカラ売りの方が仕掛けやすい。「インフレ進行中は買い、デフレ進行中は売り」、「株はインフレに強いが、デフレに弱い」などと言い換えることもできるでしょう。」と、大和証券の説明にはありますが、私としては、言葉通り、相場を作る主体に焦点をあて、インフレは買い方、デフレは売り方が影響力を持つと単純に考えます。

◯材料が材料でなくなる時を知れ
株式投資で信念を持つのはいいのですが、思い込みや決めつけた考えは危険であるという教えです。いくら好材料でも日にちが経てば色あせてきます。好材料とは反対に、悪材料もいつまでも悪材料ではないのです。GPIFもいつまでもテーマにはなりえませんし、その他もてはやされるテーマも同様ですね。

◯勢いに乗れ
勢いのいい銘柄は値動きがよく出来高も活況です。商売でも元気があって威勢のいい店が繁盛します。「勢いだけで株を買うな」の格言もあり会社分析は大事ですが、まず勢いのいい銘柄に着目することが、新鮮で時流に乗る銘柄を見つける第一歩です。理屈や調査ばかりでなく、まずは勢いに乗って挑戦するこも必要ですね。

 

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