訪日外国人の数が凄いことになっている

訪日外国人の数が凄い勢いで伸びています。
年次で見ていきますと、まず2012年には前年比34.4%増の836万人となりました。この年の伸び率は非常に高いですが、これは東日本大震災の影響で前年が大きく落ち込んだことによる特殊要因です。震災前の水準に近いところまで戻ったというイメージです。
そして、2013年には、初めて1,000万の大台を超えて、1,036万人となりました。前年比24%の伸びです。観光立国元年と言ってもいいくらいの記念すべき年です。
この勢いは今年に入ってから加速しており、1月は前年同月比41%増の94万人、2月は同21%増の88万人となっています。仮にこの勢いが今年中続くとすれば、2014年の訪日外客数は、1,350万人となります。

2013年6月に公表された政府の「日本再興戦略ーJAPAN is BACK」では、2013年1,000万人、2030年3,000万人という目標を掲げていますから、とりあえず2013年の目標はクリアしたことになります。また、発表直後は荒唐無稽との意見も聞かれましたが、東京オリンピックが開催される2020年をはさんで、2030年の目標達成が十分期待できそうです。

前職で、アジア太平洋の各国のリサーチ責任者、メンバーが一堂に会した際に、世界のどの国に行ってみたいかという話題が出ました。その時、行きたい国ナンバーワンとして圧倒的に支持を集めたのが日本でした。何でそんなに来たいの?と聞きますと、みんな声を揃えて、「食事がおいしい」「街が奇麗」「安全で人が穏やかで親切(今流行の”おもてなし”の心でしょうか)」「和の建物など観光施設がいい」「雪の質がいい」「家電などの品質が良くて安い」など、日本人にとっては、当たり前のような理由を多くの人が挙げていました。いずれにせよ、日本人の我々が思うより以上に評価されているのです。そして、アジア各国の人々がお金持ちで元気になってきたことで、日本に行きたいという希望を容易に実現できるようになったのです。

こうした日本人気を背景に、外国の機関投資家のみならず、富裕層個人が日本の不動産を購入する動きはますます高まるでしょうし、訪日外国人が増えることにより、宿泊施設の需要が高まりますのでホテルセクターにカテゴライズされる不動産に対する需要は今後10年、20年で激しく高まることが予想されます。中長期ではお勧めの投資セクターではないかと思っております。

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