国家戦略特区が決定! 都の主な開発プロジェクトは?
3月28日に国家戦略特区に6地域が指定されました。選定された地域はつぎの通りです。
1. 東京圏(東京都・神奈川県の全部または一部・千葉県成田市) 国際ビジネス、イノベーションの拠点
2. 関西圏(大阪府・兵庫県・京都府の全部または一部) 医療等イノベーション拠点、チャレンジ人材支援
3. 新潟県新潟市 大規模農業の改革拠点
4. 兵庫県養父市 中山間地農業の改革拠点
5. 福岡県福岡市 創業のための雇用改革拠点
6. 沖縄県 国際観光拠点
一月くらい前から、愛知が漏れるような噂が出ていましたが、巷の予想通りの選定結果となりました。
ちなみに、28日の国家戦略特区諮問会議で配布された資料をみると、東京都の指定に当たり、諮問会議の有識者議員である、竹中平蔵氏、八田達夫氏、坂根正弘氏、秋池玲子氏の4氏の連名で次のような指摘がなされていたのが面白いと思いました。「東京圏の一部を構成する「東京都」については、知事交代後間もないこともあり、2月時点での提案内容は全く不十分なものであったことから、外国企業・投資家等も注目する雇用・労働分野を含め、提案内容が抜本的に改善されることを指定の前提とすべき。また、後述する指定範囲についても、日本経済全体に占める東京都の比重は極めて大きいことから、生活環境面での規制改革のポテンシャルを幅広く取り込んでいくためにも、「都全域の指定」を目指すべき。」とありました。こういう指摘があることを受け、同日、舛添東京都知事から22項目にのぼると言われる追加提案が行われる運びとなった模様です。
とは言え、「提案内容が抜本的に改善されることを指定の前提とすべき」というのは何と強い指摘でしょうか? 都の追加提案がこの指摘に十分答えられているのかは、私にもよくわかりません。公表されている都の追加提案を見ても、どこかで既に聞いたことばかりに思え、効果のほども追加提案により高まったのかよくわかりません。
国家戦略特区は、アベノミクスの第3の矢のうち、法人税減税に次ぎ具体的に見える注目の施策だと思いますが、とにかく迅速に実行して効果のある施策をスピーディーに全国に広めていく必要があるでしょう。
ちなみに、都が提案している「国際標準のビジネス空間づくりプロジェクト」の対象エリアを紹介しておきます。
1. 大丸有地区
2. 竹芝地区
3. 品川駅周辺
4. 六本木・虎ノ門地区
5. 渋谷駅周辺
6. 新宿駅周辺
これらも、もともとあるプロジェクトの追認に近いと思いますが、東京オリンピックを背景に、盛り上がりやスピードアップが期待されます。
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