東京の世界都市ランキング – 不動の4位だが

森記念財団が10月9日に発表した「世界の都市総合力ランキング」で、東京は前年調査と同じ4位をキープしました。
1位はロンドンでした。以下、2位ニューヨーク、3位パリ、4位東京、5位シンガポール、6位ソウル、7位アムステルダム、8位ベルリン、9位香港、10位ウィーンとなっています。
8位のベルリンまでは、この3年間全く順位が変わっていません。

ちなみに、5位までの総合スコアは次の通りです。

1位　ロンドン 　1485.8
2位　ニューヨーク　1362.8
3位　パリ　1292.4
4位　東京   1276.1
5位　シンガポール　1138.6

スコアからわかる通り、実は4位の東京が、3位のパリに肉迫しているのです。
そして、東京の分野ごとのランキングを見ると次のようになります。

・経済　1位
・研究開発　2位
・文化交流　6位
・居住　17位
・環境　9位
・交通アクセス10位

注）以上のデータの出所：一般財団法人森記念財団 都市戦略研究所「世界の都市総合力ランキング Global Power City Index 2014」(2014年10月)

この中で、さすがに、環境、居住あたりを動かしていくのは困難でしょう。
しかしながら、交通アクセス並びに文化交流に関しては、今後飛躍的に改善、好転することが見込めそうです。
なぜならば、東京オリンピックを控え、交通インフラの整備、観光客・ビジネス客の積極的な誘致合戦などが始まっているからです。

今後数年以内に3位に浮上する可能性は相当大きいということは言えるでしょう。
東京は、常に不動の3位以上の地位を確保し、日本を引っ張っていってもらいたいものです。

 

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