東京オリンピックに向けて渋谷の街がヒートアップする – その2

結論から言えば、それは「渋谷」です。元々、人気がある街なので意外性がないと言われそうですが、実は「渋谷」は、近年ヒカリエと副都心線・東急東横線の相互運転くらいしか話題がなかったのです。後者は逆に、駅の地下5階への移転による利便性の大幅低下をもたらしました。どちらかと言うと、かなり地盤沈下した印象があったのです。では、なぜ再び渋谷なのでしょうか?

実は、東京の中で「渋谷」こそ、今既にあるポテンシャルを更に爆発させそうなワクワクする開発が目白押しなのです。新線については、東急東横線と相鉄線の相互直通運転が予定されており、渋谷駅と羽田空港をつなぐ新空港線の構想も存在します。また、渋谷駅はホーム位置の変更等大改修がなされ、乗降、乗り換え、周辺施設へのアクセスビリティが飛躍的に改善します。2020年には、駅街区に230㎡のシンボルタワーが建ち渋谷最大の複合商業施設がオープンする予定です。渋谷川を再生し緑の遊歩道と賑わい広場を設置する「春の小川」計画も進められています。渋谷はIT企業のメッカである上、南街区の「クリエイティブ・コンテンツ産業の重要拠点」としての再開発も加わって、若者が多い活きのいい企業が更に集積するでしょう。道玄坂街区にも2018年度には高さ120㎡の複合商業施設が完成する予定です。加えて、「渋谷」は、「青山」「外苑前」「表参道」「原宿」と近接し、オリンピックメイン会場の新国立競技場からの人々の動線の終着点として賑わう可能性が高いと考えます。

つまり、ファッションの最先端を追う若者、情報・演劇等のエンターテインメント系やIT、アニメ、デザイン系の流行を引っ張る面白い人々が引き続き集まってくるためのインフラが、エリア全体で有機的に整備されていく予定なのです。

結果として、「渋谷」は元々の「オシャレでエッジがきいた街」というイメージを維持しつつ、そこに文化の香りや成長企業を更に取り込み、ブランドイメージの高い街として再構築され再評価されることを予測しています。

注)本ブログは、時事ネタ専門サイト「JIJICO」に4月16日に掲載された寄稿記事のオリジナル原稿です。
ご参考:「JIJICO」該当記事URL –  http://jijico.mbp-japan.com/2014/04/16/articles9081.html

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