木造住宅用制振装置を取り付けて地震の大揺れの恐怖を解消

住宅における地震対策として、「耐震」「免震」「制振」の3つの種類の対策があります。
ざっくりと言いますと、「耐震」は建物の部材・構造を強くして揺れに耐えるというものです。コストが安く施工も容易ですが、揺れそのものを減少させることは難しく家具の転倒などの被害が出やすいという特徴があります。
「免震」は、建物とその基礎部分を切り離すことで、地面の振動を建物に伝えなくする方式です。揺れを抑え、家具の転倒も防げる強力な方式です。ただし、コストが高く、敷地や地盤の構造により導入できない場合があります。
「制振」は壁などの一部に可動部分を設けることにより揺れを吸収するものです。揺れの吸収やコストに関して、「耐震」と「免震」の間というイメージです。

このうち、「制振」は、「耐震」にはない地震の揺れを吸収する性能を持ちながら、「免震」と比較してコストが安く、施工条件も制約が少なく比較的幅広く活用できるため、以下では、「制振」装置についてご紹介します。

「制振」装置は、住宅の1階の壁の4カ所から10カ所程度に設置するものが多く、概ね半日から1日程度あれば工事は完了するようです。設置のためのコストは、延床面積30〜40坪くらいの木造住宅の場合で、30万円から40万円代の商品が多数と言われています。保証期間は、設定しているメーカーとしていないメーカーに分かれますが、設定している場合、その期間は10年〜20年間となっています。耐用年数は、50年から60年程度です。一度設置すれば、木造住宅としてはそれで十分といったところでしょうか。

どのメーカーを選べば良いか、信頼性等が気になる方は、制振性能を評価できる制度として、既存住宅を対象とした一般財団法人日本建築防災協会による住宅等防災技術評価制度がありますので、商品がこの制度での評価を取得したことがあるかどうかを確認してみるのも一つの方法です。
また、この評価制度で認定を受けた場合、メリットとして、耐震改修工事において地方自治体の助成金の対象となる場合がありますので、この点もチェックして、もし対象となる場合には申請を行ってメリットを享受しましょう。

戸建住宅にお住まいで、地震の揺れが非常に気になる方は、設置を検討してみてはいかがでしょうか?

 

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