防空識別圏と日経平均最高値

「防空識別圏」と「日経平均最高値」とかけて何と解く? こたえは、「米国頼み」

数日前まで「防空識別圏」なぞ、恥ずかしながら聞いたことがありませんでしたが、中国が大変な圏域を設定してくれました。日本政府はなす術がなかったようですが、米国は、戦略爆撃機B52を事前無通告で飛ばし同識別圏を通過したとのことです。これに対しては、今度は中国政府がなす術なしでした。私は、この一連の動きが、株価や為替に影響するのではないかと思ったのですが、全く影響はなかったようです。米国が、前面に出てきて押さえつけたことがかえって安心感を醸成したのでしょう。でも、米国の後ろ盾がないと、この問題はもっと複雑化するような気がします。

かたや日経平均株価ですが、昨日(11月28日)、それまでの年初来高値(5月22日)を更新し15,727円をつけました。日本企業の収益力回復が評価されたなどの論調がありますが、これも、異次元金融緩和による円安の進展と、最高値更新を続ける米国株、回復傾向が顕著な米国経済、そして、イエレン次期FRB議長の金融緩和策縮小に関する様子見発言などが市場に好感を持って迎えられているからです。

つまり、まとめてしまえば、「防空識別圏」も「日経平均最高値」も、結局は「米国頼み」ですよね、ということなのです。お後がよろしいようで(笑)

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