老後資金準備を計画する時の注意事項

老後資金の準備については、このブログでも何回か執筆しました。
一般的な内容はそちら(末尾URLご参照)や、他のFPの方の一般的な説明でお読みいただくとして、今回は、一般的な試算とは別に考えておくべきこと、注意すべきことをピックアップしてみました。

1. 一般的な試算に使われる老後の必要生活費月額はあいまいなデータから出来ているので、例えば、自宅を所有しない方は家賃分は上乗せして試算すべきである。

2. 月額生活費は、ゆとりある生活を想定するか、必要最低限でよいかで、一般標準試算でも10万円の差が生じる。高めの年収を得て生活を送っている方はそれ以上の上乗せを考慮すべきかもしれない。

3. 普通の生活費以外で、多額の資金が必要なため別枠での準備が必要なもの(予備資金)としては、住宅のリフォーム資金、子供・孫への諸援助資金(家、教育等)、自動車の買い替え資金、老人ホーム入居資金、高額レジャー・趣味(海外旅行、高級趣味等)資金、長期入院等資金などがあるので、これらに関し、老後の生活としてどうあるべきかは、ご夫婦で検討する必要がある。

4. 退職金や年金が、現在想定している水準以下になるリスクを考慮して保守的に見積もる必要性がトレンドとして強くなってきている。

5. 生命保険等の内容を精査して、55才から65才前後などで保障が切れるような契約がないかを確認し、場合によっては手当すべきであり、老後の資金も保険全体とからめて設計すべし。

6. 相続人がいるかいないか、いる場合でも相続財産を残す必要があるかどうかで、老後の資金準備の程度は大きく異なってくる。子供の年収が低かったり安定していない場合も同様である。

7. 退職時までに積み立てた資産を、老後どうやって毎年、毎月現金化していくかは、積み立てる資産のポートフォリオに影響するので、予め考慮しておきたい事項である。

以上ですが、老後必要資金の試算とは単純なようで割と複雑なのです。ライフプラン表がグラフで出てきただけで安心してしまっていては、重要な要素を見逃します。
ご相談、ご質問等は、お問い合わせフォームまたは電話にてお願いします。

 

【参考ブログ】
「独身女性が65才時点で必要な貯蓄額」 2014.03.24
URL  https://kato-ra.com/2014/03/24/woman-retirement-savings/

「65才引退時に本当に必要な老後資金は?」2014.06.19
URL  https://kato-ra.com/2014/06/19/retirement-65-money/

 

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