不動産広告で仲介業者の質を見極める方法

今回は、不動産の広告で不動産仲介業者の質の善し悪しを見分ける方法を示します。不動産の広告にはチラシ(マイソクとも言う)、Web上での情報、パンフレットなど種々のものがありますが、これらの書き方について一定のルールが定められているのをご存知でしょうか? 宅建業法や業界団体の規則により、結構細かく規定されています。よって、このルールを守って広告しているかどうかを見定めることは、仲介業者の質を見極めるのに役立ちます。

下記に例を示しますので、該当している場合は、その業者には注意しましょう。

  • 未完成物件で、まだ開発許可、建築確認を受けていないのに広告している

  • 旧価格の30%オフなど、価格を二重表示している

  • 実際には存在しない価格の低い物件など興味をひく物件広告をオトリに使い、実際は別の物件を売りつけようとするオトリ広告をしている

  • 「完全」「完璧」「絶対」「万全」「日本一」「業界一」「超」「抜群」「最高」「買い得」「掘り出し」「格安」「激安」など、抽象的な用語や他と比較する用語で合理的根拠のない用語を使っている

  • 広告主が「売主」「買主」「代理」「媒介(仲介)」などのどの立場にあるか、取引態様の表示がない

  • 「建築後1年未満でかつ未使用」でないのに「新築」と表記している

  • 駅からの所要時間が、道路距離80m=1分換算で分の端数切り上げというルールより、短く表示されている

これらの中には、広告を見ただけではわからないものもありますが、業者に確認して回答を得ることで判明するでしょう。
いずれにせよ、業者を見定めた上でも、やはり現地確認、物件確認をしっかり行うことが最も重要です。

 

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