中古住宅の改修に補助金

国土交通省が中古住宅の質を高める改修工事を国費で支援する方針である、との報道がありました。
改修費の3分の1が補助され、主軸は100万円、新築並みの高性能住宅には200万円の補助という制度のようです。
公募は2014年2月にもスタートする見込みで、改修する個人は、業者を通じて補助金交付を申請する仕組みとなります。来年度の交付は、数千件を予定しているようですので、申請しても外れる可能性も高いと思いますが、改修を考えておられる方は、来年1月に発表される詳細基準を確認した上で、利用を検討されてみてはいかがでしょうか?

住宅の流通マーケットの視点から見ると、住宅流通量に占める中古住宅の比率は10%強と言われており、80%を超える英米とは大きな隔たりがあります。こうした制度により質の高い中古住宅が増え、購入者の選択肢が広がることは、住宅流通の健全な発展に寄与するものと考えます。また、特に2年目以降は交付件数の増加が予定されていることから、改修業者の業績の下支えにもなり、改修(リノベーション)がますます盛り上がっていくことを期待します。

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